■政経〜格差社会にサヨナラしよう!本「だれかを犠牲にする経済は、もういらない」より~「サブプライムのように、金儲けにひた走り、一握りの人間だけが巨額の富を得て、人が人を信じられなくなるような社会にしてはいけません!」^^☆


■狂ったマネーゲームを終わらせようや!
 Alp:
こんにちは。京都ザムライのアルプです。

本日は書籍「だれかを犠牲にする経済はもういらない」をご紹介します。

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著者は冒頭で働くことの意味を述べます。

「これからは,「マネーゲーム」ではなく、時間をかけて価値をつくり出す「実業」を経済の中心に据えなければいけません。
「実業」が生み出す価値の対価として人びとが利益を獲得し,その利益が社会の公益のためにうまく還元される新しい資本主義を設計·実践することが必要です。
それができるのは、日本なのです。実業とは地道にコツコツと仕事をすることから始まります。
そして働くことの意義,利益を出すことの素晴らしさを皆で感じましょう。」 P4

リーマンショック等が起きて、自由主義・資本主義が根本から揺らいでいると!

次の通り。
「アメリカの株式市場は、資金調達の機能を無くし、会社からの資金を吸い取るのが仕事です。」P15

■日本の会社について思うこと
 Fuji:
まさに真実だよ。

私は、定年までしばらくあるけど、先輩達は順番に定年を迎えていて、勇退されていく。

彼らのうしろ姿に、日本人の強さを感じます。

 Alp:
どういう意味?

 Fuji:
年齢としては65才以上かな、昔のサラリーマンは、サービス残業を沢山して、いまの会社まで育て上げたという心、すなわち、誇りや自負心があるんだよ。

けど、日本人だから、あえて口にして自慢しないだろう。

小さな会社から事業を起こして、創業者達は頭を真っ白にしながら、白髪あたまで、必死で会社を大きくしたのは誰のためだったのか!?

 Alp:
日本の株式会社などは、自分だけのためでなく、後継の日本人のためだっただろう。

 Fuji:
官僚システムだけでなく、むしろ日本人のそうした努力の結晶こそが、現在の日本を創りあげた。

外国人には分からんだろうが、日本の強さはココにあるんだよ。

その日本の会社を、欧米のハゲタカファンドなどが、株式市場で空売りしたり、MBOを仕掛けて会社を買収、無駄と思う部門は売り捨てにして、おいしい部門だけを本体に残す。

 Alp:
そうすれば、その会社の株価は当然、どんどん上がるよね。

 Fuji:
彼らは、その会社の株式を売って大儲けする。売り逃げだ。

残った会社の人員は悲惨だろ。

大企業なら、その下の何十、何百もの子会社は倒産の危機。

 Alp:
つまり、欧米のファンド達・ハゲタカは、日本人の心、歴史、文化、過去の努力を無視して、強欲な資本主義に走ってきたよね。

24ページです。

■資本主義の仕組みそのものを変えなければならない
「アメリカの金融資本主義のおおもとにあるのは、二つの「間違い」です。

一つは、「市場万能主義」、つまり、市場にすべてを任せるべきだという新古典派の経済学です。

もう一つは、「株主至上主義」, つまり、会社は株主のものという考え方です。この間違った理論と間違った思想を正さなければいけないということに、はやく世界が気づかないといけません。日本こそがこの二つの「間違い」を正そうではないかと、世界に言わなければいけないのです。」 P24

 Fuji:
「市場にすべてを任せるべき」の「市場」とは誰のことだ?
まったくイミフで、人をだますための洗脳の言葉にすぎない。

まさに、「だれかを犠牲にする経済は、もういらない」というタイトルは、そうした各国の国民の心を踏みにじる彼ら(国際金融資本、国際銀行家etc)に対する指摘だと、おれは思った。

みんなにも、この本を読んで欲しい。読む人によって考え方もちがうと思う。特に、感性のちがうはずの若い人達にね!

 Alp:
138ページに、日本のサムライと言える、特攻隊の話も出ているよ。

■現在のIT産業は次の時代の基幹産業にならない
皆さんがオフィスで当たり前のように使っているパソコンが消えているかもしれません。
PUCはソフトとハードを一体化させるビジネスモデルですから、小型で複雑なハードウェアをつくる能力を持つ国しかリーダーにはなれません。
モノづくりに長けた日本の優位性が高まるはずです。」P172

 Fuji:
規制緩和、税制の改善点についても、未来の日本の方向性がうまく述べられている。ほんとに読んでね。

■真心を踏みにじる人はどうなるか?
ここで少し考えたい。

過去のブログ記事(3つ前、下記)では、グローバル経済が個人に利するあまりに、複数の社会(国家)にとっては大悪となることを考察しました。

■妙法33.〜創価学会初代会長・牧口先生指導要言より〜京都サムライの富士達は「善悪は社会を評価主体とし、利害は個人を評価主体とする。国家と国家との対立のごとき社会対社会の関係は、あたかも各個人間の論争のごとく利害で判定されるため、世界1%の富裕層の利益を高めて残り99%の人々を害するグローバリズムは全世界の大悪となる。」と気づいた!(o^―^o)

今回のブログ記事もその延長線上にあります。

国境を越えて、情報は世界中に瞬時に流れますが、価値観や文化等の異なる人々の生活や真心を壊す行為は、大悪となります。

欧米のハゲタカファンドなどの行為が該当します。

仏教では、因果はつながっていると捉えます。
とくに、日蓮大聖人の妙法は「因果倶時」すなわち原因結果はつながっていて同時だと説きます。

一方で、フランスの哲学者 アンリ・ベルグソンは
「走っている矢は止まっている。」
と述べました。

時間は止まるのだろうか!?

だからこそ、原因と結果は同じ?同時?

21世紀は妙法の時代です。の時代です。

自分の外に神を求める「外道」の時代は終わり、「内道」の時代が始まっています。

外に神を求め、だれかを犠牲にしても「神に許してもらえる」「神に選ばれた国だ・自分だ」などと思って、悪事を繰り返すような他人のを無視した自己中な政治や経済は、因果のとらえ方がバラバラで、もう不要です。

悪事で他人をだましお金を儲けても、自分のはだませません。

本当に迷惑です。いますぐに、やめてください!

なによりも、裕福な1%の人々の人生(家族を含むぞ!)の質や心が、瞬時に堕落(自分の行動の結果が大悪という意味)していくでしょう。これが因果倶時という現象です。

汚れた心はなるべく綺麗に清掃して、世界中のひとりも残さず「生きてきて良かった」と思える平和の波動を起こすべき時だと思う。

妙法、心、宗教、祈り(祈りは行動です)
平和の波動
世界を幸せにする政治経済
旅、温泉
健康メソッド
学習(量子論の波動や時間とは?)
音楽、芸術、映画、アニメ
読書

世の中は、辛いことも多いけど、楽しいことだらけですね!

実際、世界中の99%の人たちも、上述の平和の波動を起こすために、日々努力・行動されています。

 Alp:
今後も、上記の点についてブログの読書の方々とも考えたいと思います。

著者の原さん、金児さん、素晴らしい著作をありがとうございました。

このような意義深い本が増えると、未来は本当に明るいです。

 Fuji:
最後に筆者は、経済について述べます。

「私たちは、もう一度、人々が幸せになるために生まれた資本主義の原点に立ち返り、会社とは何カ、人間にとって、社会にとっての幸せとは何かを改めて問い直す必要があります。

サブプライムのように、「カネがカネを生む」ビジネスが賞賛され、金儲けにひた走り、一握りの人間だけが巨額の富を得て、人が人を信じられなくなるような社会にしてはいけません。

そのためにも、日本から新たな資本主義をつくりあげるという国家意思を世界に向けて示し、世界を納得させていくことが必要なんです。」

当方のブログでは、学校教育などの様々な社会組織の各部門に、品質保証部門(各種サービス、ソフト・ハード・DBなどをトータルで保証)を置くことを、強くお勧めしています。
なぜなら、納得させることは、企業の品質保証部門が得意とする使命だからです。

画面の下方の「■政治経済-品証を設置」タグをクリックしたりして、関連するブログ記事を参照してください。

 Fuji:
ではまた!!