■政経〜本「ドラッカーの遺言」から目が離せない!「新しい時代」に私たちは生きています。 それは経済的に言えば 「金融を基盤とした世界経済」 から 「情報を基盤とした世界経済」 への移行期です。


 Fuji:
こんにちは。京都ザムライの富士です。

 Alp:
グローバル経済が、アメリカの富裕層1%だけを富ませ、残りの99%の人々が格差の下に沈みこんだため、アメリカ国内でもテロが多発していて、トランプ氏がヒラリークリントン氏を破って大統領の座を勝ちとりましたね。

アメリカ国内のテロは、2017年8月の現在でも多発している。
富裕層1%は、国民の怒りを何とも思っていないのかな。(^^;)

 Fuji:
アメリカ国民がどれだけ困っているかは、すでに当方のブログ記事にも複数の書籍をご紹介していますから、さかのぼってご覧ください。
日本も他人事ではありません。というか次は日本でしょう。

今回のブログも続きで、本「ドラッカーの遺言」をご紹介し、高齢化して廃れた共産主義の生まれ変わりである、グローバル化(新自由主義)について再考します。

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 Alp:
まず11ページが衝撃的でした!

■グローバリゼイションの真意
「真にグローバル化を成し得たものは、ただ一つ、「情報」のみであるということです。」P11

 Fuji:
ドラッカー氏は、ビジネスで飛行機を使うことは時間の無駄だと言います。そりゃそうだな。

そのようなビジネスマンを人間インターネットと呼ぼう。(^^)

 Alp:
若い人たちなら、次のコメントに心が躍りそう!

■誰も知らない世界が来る
「超大国が持つ「権力」ではなく、グローバル化した「情報」によって世界が強固に結びつく時代が来る。

それはまだ、誰も理解していない世界であり、まだ見ぬ世界に不安を覚えるのは当然のことと言えるでしょう。」P32

 Fuji:
心が老いた人々にとっては、いまの時代は心配で仕方ないだろう。常に楽観して(悲観せず)周囲の人と対話・行動していきたいな。

なんと、日本が出てきたよ!

■重責を担う二つの国
「新しい秩序へと向かう、混迷した世界の中で、重要な役割を担う二つの国があります。一つはイギリスです。
そしてもう一つは他でもない、あなたたちの国・日本です。」P34

イギリスといえばビートルズ!音楽でも先端を走った国だ。

 Alp:
次のことは、とくに深く考えて行動したいな。

■新しい時代
「すなわち、「新しい時代」に私たちは生きています。
それは経済的に言えば、
「金融を基盤とした世界経済」
から
「情報を基盤とした世界経済」
への移行期です。」P41

 Fuji:
次のコメントには、目が点になったぞ。

「情報経済が主軸となる新時代の世界経済のもとで、最も苦労する国は日本である。
つねにイノべートを追求し、新しい価値を生み出すことでしか、日本が生き残る道はない-。」P99

イミフ・・どういう意味?

 Fuji:
新しい意識改革が求められている。

たとえば、無駄な官僚システム(天下り)や、スキルを持たない銀行が無用になってくるが、これらが日本の発展を阻害するので、日本がもっとも苦労するという意味らしい。

この本の和文タイトルは「ドラッカーの遺言」で、英文タイトルは「The Last Words」だ。

「遺言」にしては、「日本が生き残る道はない」というのは厳しすぎると感じたんだが、みなさんはどう思われたかな?

この99ページだけは、悪くいえば「遺言」ではなく「ドラッカーの日本への最後通告」「捨て台詞」とも捉えられるが(^^)、当方は、ドラッカー氏の指摘に大いに感謝しつつ、日本のとても険しい道のりがあることが認識できた。

 Alp:
愛ちゃんは、前回のブログ記事から登場してもらっているけど、二つのブログ記事等から未来を予測できないかい?

 AI:
ドラッカー氏の「情報を基盤とした世界経済」は、前回のブログに出てきた「融合一致」という話の流れから、「教育」を基盤とした経済に置き換えられないかしら。

 Fuji:
情報も大・中・小と様々だから、教育にリンクする情報を基盤とする世界経済の方が確実で正解だろう。その方が情報に責任をもてるからだ。

 AI:
未来のIot技術も使って、教育という基盤に人やモノがリンクして「融合一致」する。

現在の離散的なコンピュータシステムとは異なる、まったくの別世界だと思うわ。

 Fuji:
様々な分野の(大学)教師を、大量に採用し、どんどん増やしたい。

成績が優秀なだけの教師だけでは無理で、人にモノを楽しく教えられる人こそが教師になるべきと思うだからさ。

その教師集団は、重要なメディアになり得るだろう。

ベーシックインカムの理想像ではないだろうか!

 Alp:
そうすると、ネット検索でも、現在より遥かに正確な情報がヒットするだろうね!

 Fuji:
同時に、(上記の)官僚システム等もスリムアップすれば、いい加減なニセ情報は(履歴が残るから)流せなくなるだろう。

 Fuji:
この本も、実際に手にとって読んでほしい。読み手によって感じることがちがうはずだ。

ではまた!(^^)/